輩社員インタビュー

INTERVIEW.03

つくった製品が
売れなければ意味がない。
開発は常に〈顧客志向〉を
念頭に置く

2016年入社
物質創成科学研究科 物質創成科学専攻修了

堀内佳之(ほりうち よしゆき)

精密加工材料事業部

携わっている
プロジェクト
フォトレジストの開発

経歴

  • 2016年

    入社

  • 2016年入社以来

    精密加工材料事業部 精密プロセス材料開発部 要素技術開発チーム

NCXを
選んだ理由

異分野にまたがる製品に携わることができ、
最先端のプロジェクトにも参加できる

大学院では、化学合成を多く扱っていました。新しいことに取り組むのが好きで、画期的な仕事に携われる企業を探していたときに出会ったのがNCX。幅広い事業を展開していることや、親会社である長瀬産業の強い営業力のもと、開発に打ち込めることに魅力を感じました。また、企業の規模が大きすぎないため、社員一人ひとりに与えられる裁量が大きいことも重視していました。大学時代は有機太陽電池や人工細胞膜の研究に携わっていましたが、NCXは、化学、デバイス、バイオなど異分野にまたがる製品の開発に携わることができ、長瀬産業が取引をしている最先端の技術を持った顧客の案件にも参加できる。これらの案件を自分の力で推進していけることにひかれ、入社を決めました。

私の仕事

「君が、この案件では一番詳しいのだ」
上司の一言で、覚悟ができた

入社以来、フォトレジストの開発に携わっています。フォトレジストとは、半導体などの回路形成に使用される基幹材料。1年目は要素技術開発、2年目以降は製品開発を行い、4年目からは両方を担当しています。今は、アメリカのグループ会社との連携や大学との共同研究を通して、NCXがまだ持っていない新しい製品や技術の開発に取り組んでいます。心にとどめているのは〈お客様指向〉。お客様に喜んでいただける製品でなければ、売れない。ひとりよがりの開発にならないように留意しています。
心に残っているのは、社内の中でも、新しい分野を手がけたときの上司の言葉です。当時、うまくいくかどうか不安を抱えていたとき、その気持ちを見透かしたように「君が、この案件では一番詳しいのだ」と言われました。新しい分野だけに、詳しい人間は社内にはいない。担当している自分が一番良く知っているのだ。堂々とやれ、自信を持て、という意味が込められていたと思います。それからは吹っ切れたように〈やるしかない〉と思えた。覚悟ができたのだと思います。

やりがい&ピンチ
の乗り越え方

空港で聞いた、手がけた製品の採用決定の連絡。
思わず大声で喜んだ思い出

初めて担当したお客様に、手がけた製品が採用されたことは、とても印象に残っています。得られた結果をすぐに資料にまとめ、即日でお客様に提出。当時は、とにかくスピード第一を心掛けていました。その結果、お客様から対応の速さを評価され、採用が決定。連絡をもらったときは、休暇を利用し、友人の結婚式に出席するため、空港にいました。うれしさのあまり、思わず大声を出してしまったのも良い思い出になっています。
新しい領域の製品開発に着手したとき、評価手法も材料の知識もわからず、どこから手をつけたら良いかわからなかったときが一番苦労しました。こんなときは書籍や特許の資料などから知識を取り入れます。NCXの社内には、それぞれの分野に強いプロがいるので、キャパシティの広さも感じますね。
学生時代は好きなことをひたすら進めていれば楽しかった。でも、仕事にするということは、つくった製品が売れなければ、意味がない。どのタイミングで手を離すのか、市場のニーズを見極めるのも大切だと感じています。

NCXの
ここが快適

フレックスタイムの導入など、
働きやすさを実感できる環境

若手の意見も真剣に聞いてくれます。堅苦しい雰囲気ではなく、ときには冗談も飛び交い、笑顔が多い部署です。休憩中はリラックスして、大好きな釣りの話で盛り上がったりしています。フレックスタイムも導入され、有給休暇も取得しやすいので、自分のペースで仕事を進められるのも、うれしいですね。
新しいことに挑戦することは楽しい反面、ハードルも高いです。けれども、製品化を目標に、常に前向きに、責任感を持って仕事に取り組める環境があることを感じています。

ライフスタイルをのぞき見!

身体を動かすことが好きで、ボルダリングや釣りなどで休日を過ごしています。冬は兵庫県でスノボを楽しみます。結婚しているので、家庭も大事。最近は家事もがんばっています。

社会人になって「始めたこと」
アクティブになったのが大きな変化。
ボルダリングや釣りは会社の仲間と行きます。
社会人になって「やめたこと」
テレビゲーム、深酒をひかえる。
お酒が翌日に響くようになりました。